勉強は「質×量」。その1時間で、何ができるようになった?

自然光の差す机のノートと時計に、「勉強は、質×量。」「その時間を、実力に変える。」の文字。

こんにちは、赤本先生ヒラシマです。

「今日は5時間勉強しました」と報告してくれる生徒がいたら、僕は、その時間をつくって取り組んだことを大事にしたいと思います。
そのうえで、もう一つ確かめてほしいんです。

その5時間で、何ができるようになりましたか?

昨日は解けなかった問題が解けるようになった。習った内容を、自分の言葉で説明できるようになった。
勉強した時間だけでなく、身についたことも見てほしいんですよね。

僕がZoomで開いている勉強会でも、この「質×量」の話をしました。
勉強や各自の目標に向かって取り組む参加者に、自分の時間を実力につなげてほしいと思っているからです。

 

今、勉強したからといって、その場で何かの報酬がもらえるわけではありません。
だから、目の前の1時間に、どんな意味があるのかを見失いやすいこともあると思います。

でも、今身につけたことが、進学先の選択肢につながる。
進んだ先で学ぶことや、その後の仕事で役に立てることにもつながっていく。
今日の勉強は、未来の自分への投資でもあるんですよね。

大学に入れば、その後の人生が全部決まるという話ではありません。
進学した先でも学び、行動し、人からの信頼を育てていく。そのための力を、今からつけていくんです。

前に書いた「何のために勉強するのか?」の記事でも、この先に自分がどう働き、誰の役に立つかを考える話をしました。
自分の時間に価値があると思えたら、その使い方も変わってくると思います。

 

僕が勉強の質を考える時に見てほしいのは、自分で解けるか、説明できるかです。
真面目に授業を聞いて、板書を写す。そこから、もう一歩進んでみてください。

先生の説明を聞いて「なるほど」と思うことと、自分一人で問題を解けることは、同じではありません。
授業の後に、自分で解いてみる。習った内容を説明してみる。そこまで確かめてほしいんです。

分からなかったら、どこで分からなくなったかを先生に相談する。
自分で解けるようになるために、必要な助けを借りながら、取り組み方を変えていけばいいんですよ。

その時に勧めたいのが、1ページや1枚のプリントを身につけるまでに、何分かかったかを記録することです。
「2時間やった」「10ページ進んだ」という記録に、もう一つ加えてみる。

読んで終えた時間ではなく、自分で解いたり、説明したりできるようになるまでの時間です。
そこを記録すると、「勉強した」という言葉の中身が具体的になります。

 

たとえば、あるプリントを1枚、自分で解けるようになるまで20分かかったとします。
同じくらいの内容のプリントが、テスト範囲にあと5枚あるなら、20分×5枚で100分。
1時間40分が、予定を立てる時の一つの目安になります。

「まだこんなにある」と思っていたものが、「まず100分ほどの時間を確保しよう」と考えられるようになる。
何となく大変そうだった勉強を、予定に入れやすくするための記録なんです。

もちろん、難しい内容なら、もっと時間がかかるかもしれません。
一度解けたものも、時間を置いて解き直せるかを確認する必要があります。

だから、復習や確認の時間も入れて、実際にかかった時間をもとに予定を調整していく。
自分で見積もった後は、先生に計画を見てもらい、目標までに必要な内容がそろっているかも確かめてください。

何時間やれば必ず合格する、という計算ではありません。
自分が何を身につけるために、どれくらいの時間を使っているかを知るための記録です。

「間に合わない気がする」と不安な時も、まずは1枚取り組んで、自分の数字を取ってみる。
思ったより時間がかかったなら、どこで止まったかを振り返る。それも、次の予定を立てる材料になります。

あと何を身につけるのか、今日はどこまで進めるのかが見えてくると、目の前の一つに手をつけやすくなると思います。

 

記録が取れたら、次はやり方を工夫してみる。
20分かかっていた内容を、同じように解ける状態まで、15分で身につけられないかと考えるんです。

早く終えることだけが目的にならないように、自分で解ける・説明できるという基準は保ってくださいね。
そのうえで、質を高めた勉強を、必要な時間、積み重ねていく。

「先に決めると、行動が変わる」という話のように、今日は何を身につけるのか、そのために何時から取り組むのかを決めてみてください。
質と量を、両方見ていくんです。

まずは今日、1ページでいいので、身につけるまでに何分かかったかを記録してみる。
その時間でできるようになったことも、一緒に残してみてください。

あなたの1時間には価値があります。
その時間を大切にしながら、できることを増やしていきましょう。

また書きます!

 

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