受験生なのに勉強をしない子どもの姿
…見ていたら怒りたくなりますよね?
もちろん、その気持ちは親としてごく自然なことだと思います。けれど、それが子どものやる気や集中力を引き出すかといえば、そうとも限らないのが難しいところですよね。
コントロールしようとすればするほど、むしろ子どもの力や意欲は削がれてしまい、余計にやらなくなってしまうことが長年のモチベーション研究でわかってきました。
実は、“手出しをせず、信じて見守る”というあり方が最も効果的なのです。
子どもは別の生き物である
当たり前の話ですが、子どもとあなたは別の生き物です。
別の意思や欲求を持って行動し、別の人生を歩む存在。だからこそ、“自分自身の意向”を曲げさせられることに対して、子どもは強いストレスを感じるようです。
わかりやすく反抗したり従わなかったりする場合もあれば、自分の中に否定的な感情をため込む場合もあります。
とはいえ、現れ方が違うだけ。
不自然なやり方で、子どもの意思をコントロールしようとすればどこかに必ず歪みが生じるのです。
「やりなさい!」と言われて、やる気が出たみなさーん!
いますか?
いないっぽいですね。
ご自身の過去を振り返ってみてください。親御さんに「勉強しなさい!」と言われた経験って、きっとありますよね。
そのときに、やる気は出ましたか?
なんて、子どもだったころを思い出してくるんじゃないでしょうか。
これは「勉強しなさい!」という言葉が「あんたはどうせ勉強しないんでしょ?」というメッセージとして感じられるからです。
信頼されていない
期待されていない
という感情によって、やる気が削がれてしまう。
指図が生み出す“歪み”の一例です。
信じて見守る“賢者の在り方”とは?
ポイントは2つ。
信頼と期待です。
子供の“今”がどんな状況であったとしても、未来はきっと良くなると信じている。そして、期待している。だからこそ手出しや口出しをせずに、子供の行動も、その結果も平常心で見守ることができる。
こういった親御さんの在り方に対して、子供は「信頼されている」と感じます。自分のチャレンジは応援してもらえるし、仮に失敗しても怒られないだろう、と安心します。
その信頼と安心こそが、人間が行動力を発揮する土台になるのです。
これこそ、僕らの掲げる理想である“賢者の在り方”です。
自分を責める必要はありません
ここまで読んで「今までの私の育て方は間違ってたのかな…」なんて不安になった方もいらっしゃるかもしれません。
でも大丈夫です。すべてはお子さんを愛するがゆえのこと。
大事だと思うからこそ「コントロールしてでも」幸せになってほしいだけなんですよね。
その“愛情の使い方”をより適切なものに変えるだけで、必ず状況は好転します。
そして、それはいつからでも始められることなのです。
母親の在り方を学んでから
・子供が自発的に勉強するようになった ・悩みを打ち明けてくれるようになった ・不登校だったのに学校に行くようになった
などなど、たくさんのご報告を頂いています。そのほとんどが、中学生や高校生の子をお持ちの方ばかりです。
今から始めれば大丈夫。
小さな一歩を積み重ねていきましょう。
このブログや公式ライン、メルマガ等を通して、今後も“親としての在り方”に関する情報を発信していきますので、楽しみにお待ちください。
PS.
公式LINEでは、あなたの「現在の母親タイプ」を診断するゲームをご用意しています!
診断結果と共に一言アドバイスもお送りしますので、ぜひ一度遊んでみてくださいね。



やる気復活アドバイザー ぶなさわ

最新記事 by やる気復活アドバイザー ぶなさわ (全て見る)
- 失敗させて伸ばす、ふじょうしき教育論 - 2021年4月2日
- 勉強しない子どもは何を考えているの? - 2021年2月22日
- 子供をコントロールするということ - 2021年2月7日
- すべてが許されるクラス - 2021年2月6日