すべてが許されるクラス

 

保護者さまと関わっていく中で、こんな相談をよくいただきます。

保護者さま
子どもがいうことを聞いてくれない
保護者さま
やるべきことをやってくれない
保護者さま
なんなら、最近ちょっと険悪な仲
保護者さま
てか、父と母で育てるはずなのに頑張ってるの自分だけ説

…なんて困難にぶつかって、孤独に苛まれることがありますよね。

そんな悩める教育者・保護者様が、子どもとうまくやっていくための勉強会(以下、と組と称します)を歩成社では運営しておりまして。そこで一緒に学習しているお母さまたちの進化の軌跡をダイジェストでお送りいたします。

 

自分の変化を家族に波及させたMさん

 

まずMさん。この方はほんの少し前まで

と組の音声は、頭ではわかるけど実践できない

変わろうとしても、周りの影響で元に戻ってしまう

夫からと組に参加すること自体、反対されている

といった状況でした。

 

Mさんが“子供の失敗を受け入れる姿勢”を取り入れようとしていても、旦那さんは失敗を厳しく非難するようなあり方のまま。自分が変わろうと思っても周りが賛同してくれない、ということで大変苦労をされていたのです。

 

しかし今回お話しを伺っていると、どうも様子がちがいます。

なんと、

暇さえあればと組の音声を聴いている

受験生の息子も余裕をもって見守れている

夫がと組を認め始めている←

 

という3本立てで衝撃的な変化を遂げられていたのです。

恐らく以前は、と組の音声も「1回聞いておしまい」という感じだったのだと思います。しかし、前回の懇談会でお話しした「四六時中、新しい価値観に触れることで変化が加速しますよ」というアドバイスを早速実行してくださいました。

 

まずそのトライに拍手をお送りしたいですね。

 

そして、個人的に一番びっくりなのが、旦那さんが僕たち講師陣を認め始めているというお話しでした。

Mさんの旦那さま
「こんな若いやつらに何がわかるんだ!生意気な!」

というスタンスで見られていたのに、最近では

Mさんの旦那さま
「なんだ意外と悪くないじゃないか」

まで変わってきたというのですからスゴすぎます。

 

「何がわかるんだ!」と思うのは自然なことだし「生意気な!」に至っては完全に事実ですからね。笑

 

そんな旦那さんまで味方につけることができたのは、Mさん自身が変化したからです。

 

 

と組の音声を「子育てって〇〇らしいよ」みたいな“又聞き”で旦那さんに伝えるのではなく、実感に落とし込んで、自分のモノにして伝えられるようになったからなのです。

 

だから全部Mさんのおかげ。
マジでありがとう。(生意気)

 

 

ありのままの自分をさらけ出せたJ.J.さん

2人目は、完璧主義な中学生の娘を持つJJさん。

 

中学2年にして人生初の挫折を経験し、自分にとっての“完璧”が崩れてしまった。
やる気を失った彼女は、学校をサボる塾をサボる宿題をやらない、etc…

ということで、J.J.さんはと組に入ってこられました。

 

と組での学びを重ねるにつれて、娘さんは自分が学校を休みたいと思う理由について話してくれるようになり、それがかつて自分が彼女に対して厳しくしてきたことが原因だったのだと痛感されたそうです。

 

 

J.J.さん
今週も3日ほど学校を休んでしまったのを見てどんどん不安になってしまい、娘がこれから先に至るかもしれない道について調べていた

というお話しをしていると、気づけばJJさんは涙を流していました。

 

後悔や自責の念、娘を思う気持ちが溢れてしまったのでしょう。

普段のJ.J.さんは聡明で自立した強い女性という印象を与える方です。
恐らく人前で泣くことなんてめったにないんじゃないかと思います。

だけど、こうしてみんなの前で自分の弱いところをさらけ出してみて、そしてそれを仲間たちに受け止めてもらえて、きっと安心できたのではないでしょうか。

 

泣いてもいいんだ、弱くてもいいんだ
と、心から思えたのではないでしょうか。

 

完璧じゃなくていい

弱さがあったってかまわない

ありのままの自分を出していい

私は何があったって大丈夫

 

そんな風に心の底から安心しているお母さんが味方についていれば、娘さんも自然と完璧主義を手放す日が来ます。

 

できない自分のことを認め、不完全なまま生きていく勇気を持ち、笑って失敗する。

 

そして何度でも立ち上がっていく。

そんな日が来ます。

 

JJさんの涙は、そうやって伝播していく安心感の最初の一歩だと思いながら、僕は見ていました。

 

すべてが許されるクラス

誰もが安心して自分の弱さをさらけ出せるような、不完全な自分を許せるような場を作りたい。

そう思って、僕らは“と組”を立ち上げました。

 

同じ理想、同じ悩み、同じ痛みを持つ仲間同士だからこそ、ありのままの自分を見せ合える

そんな理想の学び舎が、もう既に実現されつつあるということを、僕はとてもうれしく思います。

 

お母さんが変われば、子供が変わる。
子供が変われば、家族の未来が変わる。

 

これは、本当のことです。

あなたの日々の小さな成長は、必ず子供に伝わって小さく小さく変化を促します。そのわずかなものを積み重ねていった先には、必ず家族みんなで笑い合える未来が待っている。

 

変わろうと奮闘してるあなたなら、絶対にその未来を手に入れられる

と確かな実感をもって断言できます。だからきっと大丈夫。

 

“と組”というクラスの仲間として、ともにそんな未来へと向かっていける日を楽しみにしています!

 

 

御両所寺子屋 零年と組

受験生を子に持つ保護者向け
育成力向上オンラインサロン 零年 と組

 

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Solid Education 代表 青山学院大学 総合文化政策学部 総合文化政策学科卒業。中学高校の6年間、一度もやる気が出なかった無気力時代を経て、浪人を機にそれを克服。 大学在学中にモチベーション研究に目覚め、8年間独自に研究を重ねてオリジナルの【やる気復活メソッド】を構築。 モチベーション研究ブログ【モチ研】を5年間運営し、コミュニティに500名以上を集客。100名を超えるクライアントに指導した。 また個別指導塾講師として4年間勤務。述べ1000人超の生徒を指導する中で、自他共に認める“問題児担当”として闇を抱えた生徒たちの心のケアに携わってきた。 現在は“やる気復活アドバイザー”という肩書きを掲げ、心の個別指導サービスを主とする事業を営んでいる。

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