子どものサボりの原因は過去のトラウマ?勉強から逃げる子への接し方を徹底解説

こんにちは。赤本先生ヒラシマです。
今回は、おそらく多くのお母さんが頭を悩ませている問題に切り込んでいきます。

「子どもが勉強をサボる」

はい。
おそらく、世の母の7割くらいは悩んだことがあるのではないでしょうか?

僕は1000人以上の子ども達を指導していく中で、彼らが勉強をサボる理由を研究してきました。
その結果、子どもが勉強に集中しない、またはサボってしまう背景には、意外にも過去の経験や心理的なトラウマが大きく影響していることが判明。ただ単に怠惰というワケではないことが分かりました。

ではさっそく、高校生のケースを通して、なぜ子どもが勉強から逃げようとするのか、その原因とその対処法について考えてみましょう。

 

 

相談内容:受験生ではない高校生の勉強への無関心

最近、ある保護者から、まだ受験生ではない高校生の子どもが勉強に取り組まないという相談を受けました。子どもは、志望する大学が非常に高いレベルで、親としてはその進学に向けてしっかり勉強してほしいと願っています。

しかし、現実的には、勉強をほとんどしておらず、学校の成績も芳しくありません。
このようなケースは、単に勉強のモチベーションが足りないだけではないことが多いのです。

 

 

強い意志と勉強のギャップ

相談者の子どもは、非常に強い意志を持つタイプで、目指す志望校も高いレベルの大学です。しかし、実際に勉強に取り組んでいる様子はなく、親や塾の先生の言うことにも耳を貸さない状態が続いています。

数学の成績はそれほど悪くなく、平均的なレベルですが、国語や英語はかなり低迷しており、これが問題の根本にあると考えられます。

 

 

失敗を隠す心理 – 自分の「良い面」だけを見せたがる

問題なのは、子どもが自分の失敗を隠そうとする傾向があることです。

例えば、テストで悪い点を取ったとき、親にその結果を見せたくなくて隠したり、スマホやゲーム機で遊んでいるときに「勉強していた」と言い訳をすることがあります。もしかすると、貴方も学生の頃にそんな経験があったのではないでしょうか?

これは、親に自分の「良い面」だけを見せようとする心理が働いているためです。ところが、これが成績を上げる妨げとなり、ますます勉強から遠ざかってしまう結果になります。

 

 

失敗を恐れるせいで、勉強の進展を阻害している

このような行動の裏には、失敗を恐れる心理状態が影響していることが多いです。

子どもが早稲田大学に行きたいと志望している場合、難易度の高い参考書に手を出すことがありますが、基礎ができていない段階で難しい教材に取り組んでも効果は出ません。

これは、失敗を恐れるあまり、自分の現状に合った勉強法を選ばず、背伸びをしてしまうからです。成績が伸びない子にありがちな点です。ぜひ覚えておいてください。

 

 

現実的な自己認識を持つことの重要性

子どもが成績を向上させるためには、
自分の学力を正確に把握し、それに基づいて勉強を進めることが重要です。

例えば、英語が苦手であれば、中学レベルの基礎からやり直すことが必要です。
しかし、失敗を恐れている子どもは、現実の学力に目を向けたくないため、実力に合った勉強法を取ることができません。無理やり周囲の参考書のレベルに合わせたりします。もちろん基礎が出来ていないので成績は伸びません。そして更に勉強に置いていかれます。

これが成績向上の妨げになり、最終的には勉強から逃げる原因になります。

 

 

失敗を受け入れる勇気とその克服法

では、なぜ子どもは失敗を恐れるのでしょうか。
大抵のケースは、過去に自分の失敗や低い成績について叱られたり、責められたりした経験があるからです。

テストで悪い点を取ったときに、「こんな点数では遊んでいる場合じゃない」と責められることがトラウマになり、次第に失敗を避けるようになることがあります。

このような経験が積み重なると、子どもは失敗を「悪いこと」として認識し、結果として勉強に対して逃げ腰になってしまうのです。

 

 

親としてできるサポート:失敗を恐れない環境作り

このような子どもへ、親としてできることは、

「失敗を恐れない環境を作ること」

成績が悪くても、それを受け入れて次にどうすればよいかを一緒に考える姿勢が大切です。このようなタイプの子どもに叱るのは逆効果になります。

子どもが自分の実力を正直に認め、それに基づいて着実に勉強を進めることが、最終的には成績向上につながります。

また、基礎的な部分からやり直すことができるように、子どもが自信を持てる環境を作ることも重要です。難しい問題集に取り組む前に、基礎的な教材を使って学力をしっかりと固めることで、子どもは少しずつ自信を取り戻し、勉強に対する意欲も高まります。

 

 

まとめ

子どもが勉強に取り組まない原因には、過去の失敗経験や失敗を恐れる心理が大きく関係しています。親は子どもが失敗を恐れず、自分の実力を受け入れられるようサポートすることが重要です。成績が悪いとつい叱りたくなってしまう気持ちは分かります。それをグッと堪え、子供の成長にフォーカスしてあげましょう。

また、基礎からしっかり学び直すことで、着実に成績を上げていくことができます。
勉強から逃げる子どもに対しては、温かく見守りながら、少しずつ自信を取り戻させるような支援をしていくことが、最終的には大きな成果を生むでしょう。

 

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