基準値は上げる。でも、自分は責めない。成長を続けるための振り返り

自分を責めず、成長を止めない。勉強ノートで先週と今週を振り返る手元

こんにちは、赤本先生ヒラシマです。

「昨日はできたのに、今日はできなかった」
頑張ろうと決めて取り組み始めると、できなかった日が、前より気になることがあると思います。

あれもできていない。これもできていない。
自分に求める基準が上がったからこそ、足りないところに目が向くんですよね。
でも、そのたびに「自分はダメだ」と責め続けていたら、続けること自体が苦しくなってしまう。

僕は、皆さんに、もっと上を目指してほしいと思っています。
それと同時に、自分で自分を攻撃してほしくないんです。

基準値は上げる。でも、自分は責めない。
今日は、この二つを一緒に持っておくことについて、お話しします。

 

周りの受験生を見て、「みんな、これくらいしか勉強していないから、自分も大丈夫」と安心したくなる時があるかもしれません。
でも、自分の目標があるなら、周りに合わせることで、その目標へ近づけるかは考えてほしいんです。

僕はこれまで、「二八の法則」という言葉を、社会でよく耳にする考え方として知ってきました。
「働きバチの法則」といった話と結びつけて語られることも、耳にしてきました。
ただ、ここで「目標を実現できるのは必ず2割だ」と、統計的な根拠を示して言っているわけではありません。

僕自身が、これまで知り、感じてきた感覚として、周りと同じことをしているだけでは、自分が望む結果には届かないことがあると思っています。
だから、誰かがやっていないことにも取り組み、自分の当たり前を上げていきたいんです。

とはいえ、毎日、すべてがうまくいくわけではありません。
そこで、一日のできなかったことだけを見て、今までの成長まで消してしまわないでほしい。

僕は、朝5時半と夜10時にZoomで勉強会を開いています。
生徒や大人の参加者が、勉強やそれぞれの目標に取り組む会です。
朝は、6時から考え方について話す時間も設けています。

それまで参加していなかった人が、一週間に一回でも参加するようになった。
二回、四回と、取り組む日が増えてきた。
これって、ちゃんと変化していますよね。

もっと参加したいと思っていたのに、寝坊してしまった日もあると思います。
でも、話が終わっているかもしれない時間に、それでもZoomへ入ってきてくれる人もいるんです。

「もう間に合わないから、全部やめよう」とせず、顔を出してくれた。
僕は、その姿勢も、すごいことだと思っています。
遅れた理由を振り返ることと、参加しようと動いた自分を認めることは、両方できるんですよ。

前に書いた書きたくない日も、自分の行動を振り返る話でも、できなかったことから、次に変えることを考えました。
振り返りは、自分を傷つけるためにするものにはしたくないんです。

 

僕自身も、運動を頑張る中で、調整しています。
トレーニングを優先しすぎて、寝る時間が遅くなり、朝、起きたい時間に起きられなかったことがありました。
それで、睡眠を確保するために、運動の優先順位を下げることもしました。

筋トレでも、以前ほど体が動かない中で、バーベルスクワットをしていたんです。
あと一回、二回はできそうだけど、ここで無理をしたら腰を痛めそうだな、と感じた。
その時は、そこでやめました。

次もやりたいと思えるところで終える。
そして、次に取り組む時間を、ちゃんと予定へ組み込む。
僕は、その続け方も大事だと思っています。

一日だけを見ると、「できなかった」が目立つこともある。
でも、一週間、二週間という幅で振り返ったら、以前より取り組めるようになったこともあるはずです。

過去からの成長を認めることは、また取り組むための、心の栄養になる。
僕は、そう考えています。

ただ、「成長しているし、大丈夫っしょ」で、そのまま何もしなくなってほしいわけではないんですよ。笑
「ちゃんと変わってきたな。じゃあ、明日はどうやって取り組もうか」と考える。
自分を支えながら、次の行動を決めていくんです。

 

一見、矛盾しているように思える二つの考え方を、どう一緒に生かしていくか。
僕は、哲学でいう「アウフヘーベン(止揚)」という考え方を、自分の生活でも意識しています。

対立する考えを、ただ片方だけ捨てて終わりにせず、そこから先へ進む道を考える。
僕にとって今回は、「基準値を上げ続ける」と「できなかった自分を攻撃しない」を、両方持つことです。

物事には、見る側や立場が変わると、評価が変わる面もあると思っています。
たとえば、坂本龍馬です。

京都国立博物館は、龍馬の役割として、薩長同盟を進めたことと、幕府から朝廷へ平和的に政権を返す大政奉還を推進したことを挙げています。
龍馬は、その後、新しい時代を見る前に亡くなっています。
(参考:京都国立博物館の特別展解説、龍馬の生涯の解説)

そのうえで、ここからは僕個人の見方です。
もし龍馬たちの進めた変革が敗れ、幕府側の体制が続いていたら、龍馬は「謀反者」や「国賊」、今の言葉でいう「テロリスト」のような存在として語られた可能性もあるんじゃないか、と僕は考えます。
これは、実際にそう評価されたという史実でも、資料で証明できる結論でもありません。

僕がこの例から考えたいのは、今、自分が見ている一つの面だけで、すべてを決めつけないことです。
自分の一日を見る時も、「できなかった」という面だけで、自分の全部を決めつけないでほしいんですよね。

 

勉強でも、量と質の両方を見ていく必要があると思っています。
時間だけ増やして、何を身につけたのかを見なくなる。
反対に、やり方ばかり気にして、問題に取り組む量が少なくなってしまう。
どちらか一方だけに偏らないようにしたいんです。

以前の勉強の「質×量」を考えた記事でも、その時間に何ができるようになったかを振り返りました。
長く机に向かえたことと、学んだ内容を理解できたこと。その両方を、少しずつ上げていく。

できなかった日も、次に取り組むための作戦を立てる。
それと一緒に、一週間前や二週間前の自分から、変わったことも確認する。

今日の振り返りでは、その二つを、ノートに書いてみてください。
自分で整理しにくければ、先生や信頼する人に話してみてもいいと思います。

自分を責めて終わるのではなく、また動ける状態をつくっていく。
僕も、上を目指す気持ちを持ちながら、続けられる一日を組んでいきます。

一緒に基準値を上げていきましょう。
また書きます!

 

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たった2ヶ月で「早慶」にE判定から逆転合格させる驚異の指導力で1500名以上の受験生を指導。神楽坂駅前にて学習塾「歩成式受験研究所」を運営。独自の過去問研究法や学習理論を元に、偏差値40前後の受験生を次々と難関大学へと送り出している。