自分の小さな一歩を大切にする
受験生は自分と周りを比べざるを得ない状況下にあります。周りからの評価、偏差値、ライバルの存在、他にもたくさんあると思います…。こんなのに常に囲まれ続けて生活していたら、誰だってメンタルがやられます。
まず、メンタルを安定させたいのであれば、自分の小さな一歩を愛してみてください。
例えば、模試での点数が思うように伸びずに悪い結果だったとしても、その模試で事前に勉強していた英語の関係代名詞の問題だけでも解けたら、充分成長しています。
その成長を自分で褒めてあげましょう。それはもうホントに小さな成長でも良いんです。自分を褒めまくってください!
また、周囲の評価、偏差値、ライバル等は自分の成長とは全く関係ない外部の要因にすぎません。受験生はこれらを気にしすぎて、せっかくこれまで頑張ってきた自分の進歩を評価できなくなってしまいがちです。当然メンタル状況も悪くなってしまい、ネガティブ思考になってしまいます。
そこで、他の受験生と比べることは完全にやめてしまいましょう。それよりも、今の自分と昨日の自分を比べてどれだけ成長できているかに注目してみてください。
ライバルは過去の自分です。勉強をし続けている限り、あなたは徐々に賢くなり続けています。英単語を1つ、漢字1つ覚えるだけで、過去の自分より成長しています。
よくある傾向として、メンタルの状態が悪くなりやすい人やネガティブになりやすい人は、大きな進化を求めてしまいがちです。
気持ちはとても分かるのですが、大きな進化は小さな進化の積み重ねからなるものです。それよりも常に目先の小さな進化を評価するように癖づけてみましょう。それがいつの間にか大きな進化になります。
怠惰な自分を愛する
受験期になると、これまでサボってきた自分を、なんて愚かな奴なんだと後悔する事は誰にでもあります。当然僕にもありました。そして人間は程度の差はありますが、全員怠惰なところがあります。怠惰で当たり前だし、恥じることもありません。みんな怠惰なんだから平気です。
これだけ読むとただの開き直り野郎ですが、開き直る事こそが重要なのです。(このマインドが重要性は下記で説明します)
例えば、僕は受験生の時に、受験直前の期間にも関わらず『デスノート』というアニメを全話見切ってしまいました。天才主人公の手に汗握る熱い戦いは見れましたが、手にペンを握ることはできず、入試では冷や汗をかく大苦戦になりました…。
正真正銘のゴミ人間でした。デスノートに名前を書かれても文句は言えないような人間ですね(苦笑)
そんな僕が現在、このように記事を更新し、あなたを含む受験生やお客様にコンテンツを届け、塾生に指導できるようになったのは、他でもないダメな自分を認め、許したからです。
また、学生さんには割とよくあるケースだと思うのですが、周りの学力のレベルについていきたいと焦り、自分のレベル以上の参考書で勉強してしまうことがあります。
自分のレベルの合っていない問題なので、できない自分に嫌気がさし、やる気が無くなりますね。ここでも開き直りパワーの出番です。ダメな自分を認め、開き直りましょう。
他人の学力など気にせず、自分のペース、レベルに合った参考書や問題集で勉強をしましょう。効果も出やすく、モチベーションが上がりやすいです。
開き直りの力を得るためには『もういいや~、俺はクソ人間だし~』と言えるかどうかが重要です。
ほとんどの人はそんな自分を認めることができません。プライドが邪魔をします。ダメな自分を認める行為は、今の自分の全否定するという事です。そんな恐ろしいことをする勇気は普通の人間にはありません。
だからこそ、人は自分の不出来を呪う方向に走りがちになります。ダメな自分を認め、自分を全否定するよりはよっぽど楽だからです。
ここで少し考えてみてください。自分を責めることが癖になる事の危険性について。癖になると以下の超絶最悪ループに陥ってしまいます…。
【自分を責める】
→メンタルが荒む
→勉強においてネガティブに考えるようになる
→勉強がもっときらいになる
→勉強しなくなる
→さらに頭が悪くなる
→もっと自分のことを責める
→メンタルがさらに荒む
→…。
この自分を責める負の無限ループを止める大いなる力を持っているのが、ダメな自分を認める開き直り精神です。子供の頃に買ってもらったプレゼントをワクワクしながら開ける時のように、思いっきり開き直ってみてください。開き直ると次の好転ループが起きます。
【自分はダメな奴だと開き直る】
→自分にも他人にも見栄を張らなくなる
→自分の等身大の実力を直視できる。
→見栄を張らずに、だれの目も気にせず、自分のペースで学習できるようになる
→自分のレベルに合った勉強ができるため、勉強があまり苦でなくなる
→勉強が苦で無くなるため、継続して勉強できるようになる
→レベルに合った勉強をしたおかげで少しずつ賢くなる
→単純に勉強への評価が少し変わる
→もっと勉強したくなる
→勉強するからどんどん頭が良くなる
→頭が良くなると更に勉強が好きになる
→最強になる
この好転ループを起こすためにも、まずは怠惰な自分を愛して、ダメな自分を許してあげましょう。過去の行いを悔やみ続けても仕方ないです。
自己設定した役者になる
突然ですが、もしも明日第一志望に合格することが確約されるとしたら、どんな気持ちになりますか?これまでのあなたの過去が辛い経験ばかりで荒んでいたとしても、結果が確約された瞬間、色々苦労してきたけど、この時のために頑張ってきたんだなとは思えないでしょうか。
このように、人は未来で成功する事が確約されるだけで、過去の闇を洗い流すことが出来ます。逆に今までの模試で、いくら第一志望大学のA判定をとり続けてきたとしても、不合格になってしまえば、もっとあの時頑張っていればと、過去をネガティブに捉えてしまうのが人間です。
以上の事から、自分のメンタルの状態が悪くなる要因は、未来の自分がダメになるという設定を、自分の中で勝手に作り上げてしまっているからということが分かります。
僕も以前は未来を悲観的に捉える性格だったので、気持ちは痛いほどわかります。自分自身の未来に期待するよりも、未来を悪い状態に想像する事ほうが楽ですからね(苦笑)
逆に未来、偏差値は上がり、どうせ第一志望に合格するという設定を自分の中で固め、自分がその設定通りに演じることが出来れば、メンタル状態を高めることができます。第一志望校の合格者役の俳優を常に演じてみましょう。
とはいえ、長年のネガティブな思考のクセから抜け出すのは難しいかもしれません。僕も最初はポジティブに考えている自分に拒絶反応がありました。
始めは無理やりにでもポジティブに考えてみることをおススメします。続けていくうちに脳もその思考に慣れ、受け入れてくれます。
「現時点ではゴミみたいな結果しか残せてない俺だけど、近い未来、第一志望に合格して、最高の人生に大逆転するであろう俺なら今どうするだろうか?そんな俺なら今勉強してるだろうし、ネガティブになる暇もなく行動し続けてるだろうな~。さぁ勉強するか~」といった感じです。自分をジャンプの主人公だと思って勉強するのも良いかもです!
自分の未来像を演じる
有名なマンガである『ワンピース』のルフィをあなたはご存じですか?流石に名前くらいは知っているかなぁと思います。
ルフィは「俺は海賊王になる男だ!」と言っています。彼には必ず海賊王になるという自己設定があります。だからこそ、海賊王から程遠い実力である序盤の頃からも弱い自分を責めることなく、海賊王になる男としての行動をとり続け、どんどん強くなりました。
これからも強くなっていくのだと思います。そしてルフィは最近、と言いたいところですが、ネタバレは控えます…。
他にも、人間には面白い性質があります。
例えば、将来警察官になる事を目指している少年がいるとします。少年は警察官になる前の学生時代から、警察官のような正義感を持ち、真面目な行動を心掛ける傾向があります。将来への思いが強いほど、この傾向が高まります。
つまり、自分の未来像を規定する事で、自らの行動が未来像に沿ったものになっていくという事です。
この性質を受験にも利用してやりましょう。常に志望校に受かる自分を設定し、演じることで、自然と勉強に取り組めるようになります。
要するに、ネガティブにならずに勉強し続けられるかどうかは、設定した自分の未来像の描き方次第でコントロールできるという事です!どうせ未来の自分は○○になるという未来像があるだけで自分の力を最大限に引き出すことが出来ます。
成功は全てゼロから始まる
成功は全てゼロから始まります。無理難題と立ち向かうところからスタートします。
ほとんどの人が無理だと言ってきた事を誰かが実現する事で、今の世界になっています。
未来の設定を「人間が空を飛ぶなんて絶対無理っしょ」と設定していたなら、今日、飛行機やヘリコプターはこの世に存在していなかったでしょう。
誰かが未来の設定を「今は無理でも、そのうち人は必ず飛べる」という設定に変えたからこそ、飛行機やヘリコプターの発明に成功しました。
これらの未来の設定には、何の根拠もないことがわかります。未来の自己設定は、今すぐ自分で決めることが出来ます。そして、根拠のない未来の設定を根拠なく信じ、その設定を自分で演じ切るような役者になれる人が夢を叶えられますし、あなたの行動力の源になります。
何も考えない時間を作る
メンタルの状態が悪い時には、どんなことを考えても、ネガティブな思考しかできない時が多いですよね。僕自身もネガティブな時に色々考え込んでしまって、更にメンタル状況が悪化する事がありました。そんな時には、思い切って思考を止める時間を作りましょう。
ネガティブなことしか考えられないような、負のループをリフレッシュする方法に「無思考時間」というものがあります。この時間はマジで何も考えなくて良いです。少しの時間でも、今考えている不安や悩み等のストレスから離れ、頭を空っぽにする時間があることで、気持ちが楽になっていきます。具体的な方法は今から説明します。
・あぐらをかくor 椅子に座る
・背筋を伸ばし、目を閉じる
・呼吸(鼻から吸って口から吐く)に意識を持っていき、頭の中で真っ白な空間を想像する。
・真っ白な空間以外は何も想像しないように意識する。その他の言葉や記憶、思考が脳内によぎったときは、すぐさま思考を真っ白な空間に戻す。
この作業を5分~15分行うだけで、かなりメンタルが安定します。一度試してみてください。ストレスから解放される虚無の時間を作ることで、だんだん気持ちがクリアになっていき、自然と前向きな状態で勉強に取り組むことが出来ます。ネガティブな思考が続く負のループが始まったら、真っ白な空間に入ってみましょう。
運動を取り入れる
精神面で疲れている時ほど、肉体への意識を強めてみてください。精神を司るのは脳です。脳は肉体に属しています。当然、肉体のコンディションが悪ければ、脳のコンディションも悪くなり、思考もネガティブになります。
極端な話、鼻血が出まくっているのにポジティブな状態で勉強ができるわけがありません()
メンタル状態が悪化した時は、休憩時間に運動をこまめに取り入れてみてください。出来る受験生はずっと机に張り付いて勉強しているというイメージがありますが、この様な勉強の仕方はめちゃくちゃ効率が悪いです。
ずっと座っていると血行が悪くなり、やる気が無くなります。血行が悪くなると、ヘモグロビンが脳へ新鮮な酸素を送ることが出来なくなり、脳のコンディションが最悪になります。
そこで、勉強の合間に適度な運動を取り入れてみましょう。脳の血流が良くなり、集中力がアップし、効果的に知識を取り入れることが出来ます。
運動と言っても、とても軽い運動で平気です。歩くだけでも全然違います。歩くことによって血行促進が可能ですし、脳はエンドルフィンという脳内化学物質を放出します。この物質には、人をリラックスさせ、落ち着いた安らかな気持ちにさせる働きがあります。
このことからも運動は精神に良い影響をもたらす事がわかりますね。精神が荒んだ時は運動を取り入れてみましょう。
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まとめ
・自分の小さな一歩を愛する。
・怠惰な自分を許せれば自分の立ち位置が把握でき、等身大の自分にあった勉強ができるので、好転ループを起こしやすくなる。
・自分の未来の良いビジョンを明確に想像し、未来そうなる設定の人間としての行動を取り続ける。
・思考がネガティヴになったら、無思考になる時間を設ける。
・小まめに運動を取り入れ、肉体のケアを怠らない。
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